女性の抜け毛にも男性ホルモンが強い関連性を持っているときくと、
ちょっと不思議な気がするかもしれません。
確かに、女性ホルモンの分泌量が減ることによって薄毛につながるのですが、
頭髪の維持や生産を抑えるのはあくのでも男性ホルモンの働きです。

男性ホルモンであるテストステロンが5@リダクターゼという
酵素に働きかけ、抜け毛を引き起こすジヒドロテストステロンを
発生させることが原因となります。

女性ホルモンの減少によって、
相対的なバランスが変化した結果として抜け毛が増えるという構造なります。
ホルモンバランスの変化は、ある程度の年齢になると起きる自然な変化です。
簡単にできる対処方法としては、
女性ホルモンに近い物質である大豆イソフラボンの摂取が有効だと言われています。
豆乳、豆腐、納豆などの大豆製品は、支度も簡単で毎日の食事にも取り入れやすいため、
いままであまり食べなかった人であれば、あたらしい習慣としてオススメです。

もともと好きでよく食べている人に関しては、今まで通り摂取していくようにし、
極端に量を増やしたりしないようにして下さい。
大豆イソフラボンについても、過剰摂取はよくありませんので、
偏らないように適量をとるように心掛けましょう。
食事で充分に補えている場合には、
サプリメントで重複して摂取することは避けて下さい。

男性ホルモンの分泌を抑えるのではなく、
女性ホルモンの量を増やし、バランスを良くするという流れが、女性の育毛の考え方です。
ホルモン由来の育毛の考え方は、男女で全く異なっているため、
育毛剤や治療薬も同じではないのです。
くれぐれも、女性は女性用の薬やグッズを使用するようにしましょう。