季節の変わり目になると、
抜け毛が気になるという人が多くなります。
多くは秋ですが、このことには何か意味があるのでしょうか。
実は、季節の変わり目には確かに
脱落する毛髪が多くなる傾向があるのですが、
これは動物における毛の生え替わりにも似た現象であり、
脱毛症とは関係が無いとみられています。
一般的には健康で頭皮に問題の無い人であっても、
一日に数十本から百本程度の髪が抜けているものであり、
このレベルであれば気にする必用は全く無いといわれています。
問題はこれより量が多い場合や、
別の原因が重なっている時にこれを放置すると、
抜け毛が続いて薄毛につながってしまうという事です。
秋に関して言えば、夏場の生活の影響が出てしまう面や
食欲の秋と言って食生活が乱れるような
思い当たることのある人は要注意かもしれません。
夏は汗をかきやすい季節であり、
皮脂の分泌も活発になるので頭皮の環境は悪くなりやすいと言われています。
夏バテによる食生活の乱れにありがちなのが、
そうめんなどの冷たく食べやすい炭水化物に偏ってしまう状態で、
髪を作り出すためのタンパク質が欠乏してしまいます。
また、紫外線によって頭皮が日焼けしてしまうことも、
抜け毛に良くない影響を与える一因なのです。
多くの髪に良くない情況が重なりやすい夏が終わり、
秋が訪れる頃に、いろいろな要因で痛めつけられていた頭皮や
毛根の疲れが一度に噴出してしまうことがあります。
油断せずに対策をとり、髪の健康を取り戻す努力を怠らないようにして下さい。