人間の肌、頭皮は弱酸性なので、
同じ性質の物で洗浄することが最も肌に良いとの考え方がありますが、
これは本当に正しいことなのでしょうか。
とにかく低刺激、自然派、肌と同じで優しいなどの表現をされると、
なんとなくいいような気がしてしまいがちですが、
全く反対の意見も存在している事を知っておいても損はありません。
弱酸性のシャンプーによく聞かれるのが、
汚れ落ちがあまり良くなく、
フケやかゆみなどが残ってスッキリしない、
というものです。
これは全ての商品に共通していることではありませんが、
洗浄力の点であまり強くない製品が多く、
体質に合わなかった場合にはこのようなことが
起こりやすい傾向にあるということです。
お湯でしっかりと下洗いをする、
指先で頭皮をマッサージをするように洗うなどの、
正しいシャンプーの方法を実践すれば改善されることも多い問題点です。
石油系などの洗浄力の強い製品では、
適当に洗っていても汚れが落ち易いため、
これに慣れてしまっているとうまく力を引き出すことができないためです。
シャンプーの種類の分け方は曖昧で、
無添加、石鹸、アミノ酸、育毛など、
原料であったり目的であったり洗浄成分の由来から来ていたりで、
実はあまりはっきりしていないのです。
弱酸性というのも同様で、
『だから良い』と信じてしまうことは危険です。
むしろフケや痒みが多い人は、
弱酸性ではない他のシャンプーの方がおすすめです。
育毛に関して言えば、弱酸性のシャンプーは
あまりおすすめできません。
抜け毛が気になる方は、まずは無添加や石鹸シャンプー、アミノ酸系のシャンプーを
利用してみることをおすすめします。
髪質や体質によっては合わないことも当然あり得ますから、
我慢して使い続けてトラブルを起こさないように注意しなければなりません。
低刺激をうたっているものであっても、それは同じなのです。
