薄毛や抜け毛と並んで多い頭部の悩みと言えば、
やはりフケの問題です。
知らず知らずうちに襟元や肩に落ちて、
見た目に不潔な印象を与えてしまうことから、
なるべく早く改善したいところですが、
意外と根深い原因を持つ場合もあるため、
なめてかからないようにしなくてはなりません。
フケには乾性と湿性の2種類があり、
それぞれが別の要因で発生するものです。
乾性はパラパラとはがれ落ちた皮膚片がまき散らされる症状で、
不潔だから起きるというよりはむしろ、
洗いすぎが原因で起きやすくなるトラブルです。
肌質に合わないヘアケア用品で頭皮が炎症を起こしたりする場合にも発生するほか、
乾燥しやすい冬季に特に多く見られるようになります。
湿性はベッタリとした糊状のものが頭皮に付く症状で、
皮脂分泌量の多い人に見られがちなものです。
こちらも見た目が悪く、人には悪いイメージを与えてしまいます。
僕はどちらかというと湿性ですので
肩にフケが落ちているような事は無いのですが、
頭皮をこすると指によくフケがつくことがあります。
どちらのタイプであっても重要なのは、
気がついたらなるべく早く改善のための対処を始めるという事です。
乾性は保湿を中心に考え、洗髪後に保湿剤を使用して頭皮の保護につとめます。
湿性は毎日の正しい洗髪と、脂っこい食事を避けたりその他の生活習慣の改善を行います。
これらの初歩的な対処をしても全くフケ症の改善が見られず、
またはひどくなるような時には、皮膚病や菌感染などが疑われるので、
専門医を受診するなどの対処が必要になってきます。
放置すると薄毛・抜け毛の原因にもなることですので、
早いうちに治してしまうのが吉なのです。